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2024/03/08 18:28


有機・オーガニック野菜、最近では地方スーパーでも取り扱われておりますが、有機・オーガニックわさびを聞いたことはありますか?



INDEX──────────

1,本わさび【水わさびと畑わさび】

2,わさびの有機JAS認証

3,佐々研山葵農園の有機JAS認証の取り組みと...自然環境について

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1,本わさび【水わさびと畑わさび】

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いわゆる本わさびですが、栽培方法により2つに分けられています。


1つは水わさび、沢や水耕で栽培されるもので根茎を擦りおろして食べる、一般的にイメージされるわさびです。


もう1つは畑わさび、土壌を使って育てられており、林間を利用したりハウスで栽培されます。


畑わさびはよく山わさび(ホースラディッシュ)と間違われますが、栽培方法が違うだけで水わさびと同じ本わさびです。



2,わさびの有機JAS認証

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タイトルになっているオーガニックわさび(有機わさび)ですが、

2024何3月現在水わさびは有機JAS認証は対象になっておらず、オーガニックわさび(有機わさび)と名乗ることができません。



理由は、


有機農産物の日本農林規格は、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させることを生産の原則として定められていることから、水耕や礫雨耕わさびを対象外としています。

参照:有機農産物及び有機加工食品のJAS規格のQ&A 問7−2及び問7−3



対して畑わさびは土壌で栽培されることから有機JAS認証の対象であるにもかかわらず、現在私の知っている中では島根県で1社だけがわさびでの認証を取っています。



3,佐々研山葵農園の有機JAS認証の取り組みと...自然環境について

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当農園では現在、特別栽培農産物(栽培期間中:農薬・化学肥料不使用)の認証を取得しています。

2024年中には転換期間中有機の申請を予定しております。

私たちが有機栽培をする理由はAbout(https://sasaken.official.ec/about)に書いた通りですが、当然自然環境や健康についても思うことがあります。



 まず、農薬・肥料といったものの使用が当たり前とされていて有機栽培とか自然農法というものが異端のように扱われることが多いですが、必要以上に農産物を大きくしようと思わなければ少なくとも化学肥料はいらないと思うし、そうすれば(すぐにでは無いが)虫や病気の被害も減少するはずなので農薬も必要なくなると思います。少なくとも使用量は減ると思います。

人間も病気の原因の一つは食い過ぎだったりするので、、、というと人間と野菜は違うと言われますが、、、



 そして、わさびで有機栽培をする必要があるのか?米や野菜ならわかるけど、山葵はたまに、それも少量しか食べないのに、、、と言われたことがあります。(直接ではありませんが)



 わさびは基本的に川の上流で作られます、川の上流で農薬などを使っていたら間違いなく河川に流入します。その河川の水が何かに利用されているかもしれませんし、(実際、秋田市の水道水ではネオニコチノイド系農薬が検出されています)人体に影響はなくても河川に住んでいる魚や微生物等そういったものには影響大かもしれません。



 農産物は食べる人の安全安心ばかり気にされますが、人間以外の影響にについて語られることはまだまだ少ないなと思います。



 農業は、環境汚染産業とも言われます。ですから特に上流でやっているわさびだからこそ、なるべく環境への影響が少ない方法で栽培する必要があるはずだと私たちは思っています。